南丹市名誉市民(令和元年12月20日決定)

名誉市民とは

 南丹市民または南丹市に縁故の深い方で、市政の発展、公共の福祉の増進、文化の進展に寄与し、広く社会に貢献して市民の尊敬の的と仰がれる方に対し、南丹市名誉市民の称号を贈り、表彰します。

 令和元年12月20日、南丹市名誉市民条例の規程により、議会の同意を得て次の方が決定されました。

故 藤林 益三 様

受賞理由

 現南丹市日吉町出身で、昭和45年7月に最高裁判所判事に就任。昭和51年5月から昭和52年8月まで最高裁判所長官を務められ、適正な裁判の実現と円滑な司法の運営に寄与されました。

受賞コメント

(次男 藤林道夫様コメント)
 10年以上も前に亡くなりました父を名誉市民に、というお話を伺って、最初は少々驚きました。しかし、大学に入学以来、東京で暮らしてはおりましたが、とりわけ晩年の父は、生まれ故郷に想いを馳せていることが多かったような気が致します。そんな父の姿を思い出しながら、今回のことを遺族一同、心から喜んでおります。ありがとうございました。

故 野中 廣務 様

受賞理由

 現南丹市園部町出身で、園部町議会議員、園部町長、京都府議会議員、京都府副知事を経て、昭和58年8月に衆議院議員に当選。自治大臣・国家公安委員長、内閣官房長官、沖縄開発庁長官を歴任され、地方行政及び国政の中枢として長年尽力されました。

受賞コメント

(長女 河合多恵子様コメント)
 この度の受賞を家族として大変うれしく存じます。1951年25歳で園部町議会議員に初当選以来、52年間の政治家生活をお支えいただきましたのは、生まれ育った故郷であり、政治家としての原点である南丹市の皆様であったと改めて感謝の気持ちでいっぱいです。年明け1月26日で、逝去からまる2年を迎えますが、この受賞を機にいつまでも地元の皆様の心に野中廣務が生き続けますように願っております。ありがとうございました。

馬渕 睦夫 様

受賞理由

 現南丹市八木町出身で、昭和43年4月に外務省に入省後、平成12年4月から駐キューバ特命全権大使、平成17年10月から駐ウクライナ兼モルドバ特命全権大使を務め、外交交渉や現地に滞在する自国民の保護など、世界を舞台に尽力され、外務省退官後も世界情勢や世界から見た日本などについて、執筆や講演活動にご活躍されています。

受賞コメント

 この度南丹市名誉市民に選ばれましたこと、大変光栄に存じます。
 外務省に40年間奉職しましたが、外交という世界は実は皆様の日々の生活と密接に関係していることを実感しました。
 皆様方の日々のご活躍が南丹市を繁栄させ、ひいてはわが国の発展の礎にとなって外交を支える原動力になっています。
 その意味で、今回はたまたま名誉市民に選ばれましたが、現役の南丹市民の方々お一人お一人が同時に名誉市民でもあると感じております。
 名誉市民の受章に当たり、南丹市の益々のご発展をお祈りいたしますとともに、市民の皆様方の市政へのご貢献に敬意を表します。

宮本 茂 様

受賞理由

 現南丹市園部町出身で、昭和52年4月に任天堂株式会社に入社後、スーパーマリオ、ゼルダの伝説、ドンキーコングなどの人気ゲームの開発に携わられ、代表取締役専務を経て、平成27年9月からは代表取締役フェローとしてご活躍されています。また、本年11月には文化功労者として顕彰されました。

受賞コメント

 一人でできる仕事ではないので、個人で賞を頂くことには恐縮しています。
 デジタル技術の黎明期に世界から後れをとらず、関わり始められたことは幸いでした。
 子供のころに園部の自然の中で体験したことやそこで培われた感性が、ゲームを作り出す時に反映されています。
 その故郷からこのように評価していただき、大変光栄です。

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