ダイダラボッチ伝説
殿田中学校の後ろの山頂に広く平らな所があります。
殿田側は旭山、木住側は七郎ヶ谷とイワシヶ谷という地名に当たる場所で木住トンネルの付近まで広がっています。
古老に聞くと幼いころは松山であったそうですが、今は松も枯れ倒木と雑草におおわれ、平地が広がっている様子はうかがえません。
近隣ではこの地を大道法師の山とする伝承があります。
大道法師とは伝説の巨人のことで、別名、大太法師(だいだらぼっち)とも呼ばれていますが、有名な伝説は
「富士山を作るため近江の土を堀り、その掘った跡地が琵琶湖となった」
「比叡山につまづいて怒って蹴っ飛ばした地面に空いた穴が琵琶湖、飛んで行った土塊が淡路島になった」など
スケールの大きな物語が幾つもあります。
殿田の伝承は、大道法師が丹波を通った時、この地に足を置いたことから窪みとなり沼ができたというものです。
この時、大道法師は船岡方面からきて田原に向かって歩いて行ったとのことです。
今は大きな沼を見ることはできませんが、小さな水溜まりがいくつかあり古の姿を想起させます。
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