地域資源

 南丹市における主要な地域資源としては、自然資源や交通環境のほか、付加価値の高い農業、高度医療の環境、多くの高等教育機関が立地する学生のまち、特徴のある観光資源などがあげられます。


【自然資源】

 住民アンケート調査で把握した「各町における誇り」では、「山林・河川・田園風景などの自然環境」が、回答者の7割を超えて最も多い意見でした。

 「音風景百選」に選ばれたるり渓、芦生原生林、水源かん養機能などの重要な役割を果たす山林、また、国の「水の郷百選」にも選ばれている美山川清流や北西から南東に流れる大堰川などの河川、天然記念物オオサンショウウオ、アユモドキやホタル、メダカなどの生物は、住む人に潤いを与えてくれます。

 太陽光発電システムの活用や美しいまちづくり条例などの取り組みにより、こうした貴重な自然資源を大切に思い、守り育てる環境をつくってきたといえます。


【交通環境】 

 京都縦貫自動車道の整備やJR山陰本線の複線化を背景にした立地ポテンシャルの向上は、都市圏で働く人に対して優れた居住環境を提供できるとともに、観光資源への入り込み客数の増加が期待されます。


【付加価値の高い農業】

 みず菜、壬生菜、九条ねぎ、黒大豆、紫ずきんなどのブランド京野菜の産地であり、その他、美山牛乳や美山名水などもあり、これらの付加価値の高い農産物に対するニーズは、今後ますます増大することが想定されます。


【高度医療の環境】

 京都中部総合医療センターや明治国際医療大学附属病院など、小規模の自治体では整備することが困難な高度医療の環境も兼ね備えています。


【学生のまち】

 京都医療科学大学、京都美術工芸大学、明治国際医療大学、京都建築大学校、京都伝統工芸大学校、公立南丹看護専門学校、佛教大学園部キャンパスなどが立地しており、学生が行き交うまちとしての特徴もあります。


【観光資源】

 多くの観光客を呼び込むスプリングスひよしや府民の森ひよしなどの日吉ダム周辺施設、日本の原風景の残るかやぶき民家群、るり渓高原、清源寺の十六羅漢像などの資源は、交流人口を増加させるための重要な観光資源として位置づけられます。

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