「南丹市高齢者福祉計画・第9期介護保険事業計画」の策定について

「南丹市高齢者福祉計画・第9期介護保険事業計画」を策定しました

 本市では、高齢者施策の方向性を示す計画として、令和3年度~令和5年度を計画期間とする「南丹市 高齢者福祉計画・第8期介護保険事業計画」を策定し、これに基づく施策の展開を図ってきたところです。
 この計画は、3年ごとの見直しが定められた法定計画であることから、本市に暮らす高齢者がそれぞれの住み慣れた地域において、自分らしく安心して暮らしていけるまちづくりを目指し、市民・事業者・行政が協働して高齢者福祉の充実に取り組んでいくための指針となる計画として、令和6(2024)年度~令和8(2026)年度を計画期間とする『南丹市 高齢者福祉計画・第9期介護保険事業計画』を策定しました。

計画の基本理念

 本計画の基本理念は、第8期計画の基本理念を引き継ぎ、『健康で生き生きと、つながりながら暮らせるまち』とします。
 本市では、人口の減少や高齢化の進行を踏まえつつ、「地域包括ケアシステムの深化・推進」に取り組んできました。「エイジレス社会」といわれるこれからに向け、高齢者が歳を重ねても、その有する能力を発揮しながら希望に応じて活躍できる社会を目指し、また可能な限りその人らしく自立し、そして、医療・介護等の支援が必要な状態になっても、住み慣れた地域で安心して尊厳のある生活を送ることができる地域づくりを進める必要があります。
 このため、団塊ジュニア世代が65歳以上となる令和22(2040)年を念頭に、市民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創っていく「地域共生社会」の実現に向けて、「地域包括ケアシステム」のさらなる深化を目指した施策を推進します。

計画の基本目標

 計画の「基本理念」を実現するために、次の5つの基本目標を「柱」として総合的に施策を推進します。
 施策等の詳細は、計画をご覧ください。

  • 基本目標1 安心していつまでも暮らせるまちづくり
     高齢者が医療や介護が必要な状態になっても、住み慣れた地域で安心して暮らすことができるように、地域包括ケアを推進します。地域包括ケアシステムを十分に機能させるために、地域包括支援センターの機能強化や医療・介護連携を推進します。また、高齢者の住まい・生活の場の支援、災害対策や感染症対策などについても推進します。
  • 基本目標2 健康で生き生きと暮らせるまちづくり
     高齢者が、いつまでも健康で幸せに暮らせることが、何よりも大切です。心身の健康を維持・増進し、介護が必要な状態になることなく、生き生きと暮らすことができるように、健康づくりと介護予防の一体的な推進や、生きがいづくりを支援していきます。
  • 基本目標3 互いに認め合い尊厳を守るまちづくり
     今後、急速に増加すると見込まれる認知症の人とその家族が、住み慣れた地域で安心して暮らすことができるよう、国の「共生社会の実現を推進するための認知症基本法(通称:認知症基本法)」や「認知症施策推進大綱」を踏まえた施策を推進し、認知症の早期発見・早期対応を目指し、認知症に関する啓発や相談体制を強化していきます。また、虐待防止や権利擁護の推進等、高齢者の尊厳を守る地域づくりを進めます。
  • 基本目標4 住み慣れた地域で暮らし続けられるまちづくり
     高齢者とともに家族等の介護者を含め、安心して暮らせる思いやりのあるまちを、地域の支え合いでつくります。
    地域福祉の理念に基づいて支え合いの仕組みづくりを促進し、身近な地域での生活支援サービス・通いの場や家族介護者の支援などを推進します。
  • 基本目標5 介護サービス基盤の安定・強化
     介護保険制度の大きな理念は“自立支援”です。自立支援とは「介護を必要としない」ことではなく、その人の意志を尊重して、その人がもつ能力を最大限に生かした介護を行うということです。そのため、高齢者や家族の生活環境等に応じた介護サービスが確保されるよう、持続可能なサービス基盤の整備を図るとともに、人材確保、デジタル技術を活用した働きやすい環境づくり、サービスの質の向上に取り組みます。

添付資料

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お問い合わせ

高齢福祉課
TEL:0771-68-0006