南丹市のツキノワグマの状況について
主に東北地方において、ツキノワグマの市街地への出没や人身被害が連日報じられている中、南丹市における現在の状況をお知らせいたします。
南丹市は全域がツキノワグマの生息地とされており、普段は奥山でひっそりと暮らしていますが、冬眠前の10月~12月には、主なエサとなる山のドングリの成り具合で出没が左右されるといわれています。
令和7年は東北地方ではブナ類のドングリが凶作と報じられていますが、南丹市周辺においては、山のナラ類のドングリが平年並みに成っており、カキやクリの食害目的の集落への出没は少ない傾向にあります。
ただし、南丹市の山は全域でツキノワグマの生息地となっているため、山林に入られる方、山近くにお住まいの方は次のことについてご注意ください。
■ 家の近くにクマを引き寄せないために
・人家近くの柿などの果樹は、早めに収穫を行う
・家の周りに残飯を捨てない
・やぶや草の茂みに隠れられないよう集落周辺、通学路沿いの草むらの刈り払いを行う
・キャンプ地などでは、ゴミや残飯の管理を徹底する
■ クマと遭遇しないために
・児童、生徒の通学にあたっては、集団登下校を行うなど、十分な安全措置をとる
・クマが活発に行動する朝夕の時間帯は特に注意する
・霧や風の日(クマの感覚能力が発揮できない)、川の近くでは特に注意する
・突然クマと遭遇しないよう自分の存在を知らせる(鈴やラジオを鳴らしながら)
・入山しようとする地域でクマの出没情報がないか確認を行う(別添出没マップ参照)
・枝折りや爪痕、糞などのクマの痕跡のあるところには近づかない
・どんぐりなど餌が残っている場所も再び食べにくる可能性が高いので近づかない
・子グマを見たら絶対に近づかない(近くに母グマがいます)
・林道などで自動車から降りる際にはクラクションを数回鳴らしてから降りる
■ 会ったときあわてない興奮させないために
・あわてない、騒がない
・クマの威嚇行動(前進後退の繰り返し)には注意する
・そっと下がる
・走って逃げない(背中を見せて逃げるのは危険です)
■なお、クマを目撃された際には各支所や農山村振興課まで報告をお願いいたします。
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農山村振興課
TEL:0771-68-0012

