南丹市名誉市民(令和5年12月22日決定)

名誉市民とは

 南丹市民または南丹市に縁故の深い方で、市政の発展、公共の福祉の増進、文化の進展に寄与し、広く社会に貢献して市民の尊敬の的と仰がれる方に対し、南丹市名誉市民の称号を贈り、表彰します。

 令和5年12月22日、南丹市名誉市民条例の規程により、議会の同意を得て次の方が決定されました。

梅若 実 桜雪 様

受賞理由

 梅若家は、丹波猿楽(能楽)の一派で、京都梅津から丹波地方に移り住んだ人々は、後に日吉町殿田の地に屋敷を構え、殿田の地に住みながら徳川家の能楽師として江戸に通っていたが、江戸時代中期になると拠点を江戸に移した。殿田には一門の菩提寺「曹源寺」が建立され、梅若家代々の位牌や墓所が今日まで残され守られています。
 梅若家は丹波地域発祥の能楽の座であり、本市に縁故が深く、また人間国宝である氏は、伝統と芸術の継承に力を注がれ、文化の発展に大きく寄与されました。

受賞コメント

 この度は南丹市名誉市民に選んでいただき、本当に嬉しく思っております。
 昨年9月に、念願の南丹市での公演を行わせていただいた際、舞台に立ちながら梅若家の源流の地へ帰ってこれたという想いがあふれました。
 そしてこの様な栄誉に預かり、市の一員になれた事でさらにこの地への想いが深くなりました。
 何より、殿田の曹源寺にある先祖の墓や、縁の地を地域の皆様が守ってくださっていたおかげで私共、梅若家の心の故郷が今もここにある事、心より感謝申し上げます。
 今後も私をはじめ、梅若家一丸となって何か恩返しができないかと考えてまいります。
 ありがとうございました。

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