令和2年度
市の予算についての情報をお知らせします
令和2年度南丹市一般会計当初予算
南丹市議会令和2年第1回3月定例会で、令和2年度の当初予算が成立しました。
一般会計の歳入歳出総額は248億5千5百万円で令和元年度当初予算に比べて6.8%の増となっています。
予算編成方針
国においては、これまで世界的にも経験したことがない人口減少・少子高齢化の進行、第4次産業革命の到来、地方経済の活性化、大規模自然災害の頻発など、国が直面する喫緊の課題は、枚挙に暇がない。
地方では、地方創生の取組や大量に更新時期を迎える公共施設の適正管理などに積極的に取り組んでいく必要がある中、地方財政は、社会保障関係費などの義務的経費の増加など引き続き厳しい状況にあり、歳出改革等を進め財政健全化を図ることが課題である。
本市においても、人口減少、少子高齢化の進展による集落機能の低下や毎年のように発生する自然災害による市民生活への影響など懸念されるところである。そうした中、子育て施策の充実、防災・減災対策、新たな産業と雇用創出、観光・商工業・農業分野の活性化など民間のノウハウも最大限活用しながら様々な施策に優先順位をつけ意欲的に取り組んでいかなければならない。
しかし、歳入では、市民税や固定資産税の減収に加え、普通交付税の合併算定替は最終年度を迎え、今後、一般財源が減少する見通しであり、さらに財政的に有利な地方債である過疎対策事業債や緊急防災・減災事業債の活用については、現状では令和2年度末までとなっており、先行きが不透明な状況である。
一方、歳出では会計年度任用職員制度による人件費、高齢化に伴う社会保障関係費、市役所本庁舎の整備や公共施設の老朽化対策に係る費用の増嵩など財政を取り巻く状況はより一層厳しさを増してくることから、限られた財源を効率よく有効に活用するため事業の選択と集中を図り、歳入に見合った財政規模への転換を図っていくことが重要である。
令和2年度の予算編成に当たっては、厳しい財政状況の中、様々な行財政課題や大型事業への対応など市民の要請に応えていくために、職員一人ひとりが創意工夫と新たな視点を持ち、10年後、20年後のまちの姿も見据え、力強く元気で夢のある施策を推進するため、以下の重点事項に沿って予算編成を行う。
重点事項の推進
令和2年度は、最小の経費で最大の効果を挙げる予算編成とし、南丹市の将来を見据えた次の重点事項を推進していく。
子育て環境を充実させ、若者が定住できるまちづくり
- 民間保育所の誘致や放課後児童対策などによる子育て環境の充実
- 人とモノが大きく流れる地域経済活性化による定住の促進
- 誰もが住みたくなるまちづくりのためのJR八木駅舎及び周辺整備の推進
- 空き家を活用した移住・定住につながる取り組みの推進
- 住み続ける人を大切にし、人や企業に選ばれる魅力あるまちづくりの推進
農業振興や企業誘致による産業に活気のあるまちづくり
- 有害鳥獣からの被害の軽減や地域資源の利活用の推進
- 南丹市の特産農産物の高付加価値化を図り農業の担い手育成など農業の活性化の推進
- 将来の南丹市を強く大きくするための産業が立地できる条件づくりの促進
福祉や防災など、安全で安心な暮らしを守るまちづくり
- 過疎地域における医療体制確保のための取り組みの推進
- 地域の安全な暮らしを支え防災力を向上させるリーダーの育成と災害に強いまちづくりの推進
- 子どもから高齢の方まで誰もが住み慣れた地域で安心して住み続けられる体制づくりの充実
地域の個性を生かしたまちづくり
- 園部藩立藩400年や大河ドラマ放送を契機とした観光宣伝の推進
- 観光資源の発掘と地域の歴史的魅力の発信
- 市民とともに自然環境を生かし・守る取り組みの推進
教育・文化の振興と人権尊重のまちづくり
- 特別教室の空調設備など安心して学べる教育環境の充実
- 生涯学習活動や地域住民の交流など多様な活動の拠点づくりの推進
- 豊かな心を育む読書教育の推進
- 互いを認め合う人権尊重のまちづくりの推進
行財政改革に基づくまちづくり
- 市民ニーズの変化などによる公共施設等の集約・廃止など計画的な再配置の推進
- 民間事業者の専門的な知識と経験の利活用による行政サービスの効率化の推進
- 近隣市町等と広域的に連携を図る事業の推進
- 地域産品の活用とともに財源確保のためのふるさと納税の推進
- 令和2年度南丹市一般会計当初予算書 1/2 (PDF 13.39 MB)
- 令和2年度南丹市一般会計当初予算書 2/2 (PDF 11.39 MB)
- 令和2年度当初予算の概要 (PDF 660.55 KB)
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企画財政課
TEL:0771-68-0018