子宮頸がん(ヒトパピローマウイルス感染症)ワクチン定期接種について

子宮頸がんの原因を予防する,ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの予防接種について,厚生労働省の勧告に基づき,平成25年6月から積極的な接種勧奨が差し控えられていましたが,国の審議会において,安全性に特段の懸念が認められないことが確認され,接種による有効性が副反応のリスクを上回ると認められたことから,令和3年11月,勧奨を再開することが決定されました。
 これを受けて,本市においても,国の通知に基づき,順次,下記の対象者へ個別通知を再開するとともに,過去に勧奨の差控えにより接種機会を逃した方に対しても,接種の御案内を送付します。

1 個別通知の送付対象者

(1)定期接種対象者(小6~高1相当)
   中学1年生(平成21年度生)および高校1年生相当(平成18年度生)の女子に送付

(2)積極的勧奨の差控えにより接種機会を逃した方
  平成9年4月2日~平成18年4月1日生まれの女性。
  *救済期間は、令和4年度~令和6年度末までの3年間

2 接種場所および接種方法

南丹市予防接種協力医療機関(*)にお問合せのうえ、予約してください。

接種当日は,必要事項を記入した予診票と,母子健康手帳または予防接種済証(初回は不要)のいずれかをお持ちのうえ,接種を受けてください。

予防接種を受けられるお子様が13歳以上16歳未満の場合,事前に予診票に保護者が署名することにより,お子様おひとりで受診,接種することも可能ですが,事前に医療機関に確認してください。
 また,予防接種を受けられる方が16歳以上の場合は,本人の同意のみで接種可能です。

各ワクチンの接種回数と間隔
ワクチンの種類 2価ワクチン(サーバリックス 4価ワクチン(ガーダシル)
接種回数 3回(筋肉注射) 3回(筋肉注射)
対応するHPVの型 価(16・18型) 2価(16・18型)
4価(6・11・16・18型)
標準的な接種間隔
(標準的な接種間隔で接種できない場合は,「*」の方法で接種可能です。)
2回目は,初回接種から1月の間隔をあけて接種し
3回目は,初回接種から6月の間隔をあけて接種
*2回目は,初回接種から1月以上の間隔をあけて接種し
*3回目は,初回接種から5月以上かつ2回目から2月半以上の間隔をあけて接種
2回目は,初回接種から2月の間隔をあけて接種し
3回目は,初回接種から6月の間隔をあけて接種
*2回目は,初回接種から1月以上の間隔をあけて接種し
*3回目は,2回目から3月以上の間隔をあけて接種

* 初回接種から6箇月程度かかりますので,接種される場合は,接種対象期間内に完了するよう接種計画をお立てください。

* 過去に当該ワクチンの接種を1回または2回受けた後に接種を中断をされた方は,原則,接種されたものと同じワクチンで,残りの回数を接種ください。

* 新型コロナワクチンとは同時には接種できません。 新型コロナワクチンとは,互いに,片方のワクチンを受けてから2週間後に接種できます。

* 使用するワクチンは,医療機関によっても異なりますので,接種される医療機関に御相談ください。

3 副反応が生じた場合の相談窓口など

 ワクチン接種後,健康状態に気になる症状などが生じた場合は,予防接種を受けた医療機関で診察を受けていだだきますようお願いします。
 また,診察を受けた医療機関において,専門的な診察が必要と判断された場合(広範な疼痛または運動障害を中心とする多様な症状を呈する場合)は,各都道府県に設置されている「HPVワクチン接種後に生じた症状の診療に関する協力医療機関」を診療医療機関からの取次ぎ(紹介状など)により,より専門的な診察を受けていただくことができます。
【京都府下のHPVワクチン接種後に生じた症状の診療に関する協力医療機関】
 京都府立医科大学附属病院 産婦人科,疼痛・緩和ケア科(ペインクリニック)

お問い合わせ

保健医療課
TEL:0771-68-0016