園部町の見どころ①

京都府立るり渓自然公園

るり渓

園部町の南西部にある「るり渓」は、標高340m~530mほどの起伏の緩やかな山地にできた渓谷です。「るり」とは紫色をおびた紺色の宝石のこと。明治時代にこの地に遊んだ郡長があまりの美しさに感動して命名したといわれています。
およそ4kmの散策コースには、るり渓12勝と呼ばれる大小さまざまな滝や岩が、四季それぞれに変化する両岸の木々や花とマッチして、見事な自然美を演出しています。平成8年に「残したい日本の音風景百選」に選ばれました。

  • 鳴瀑(めいばく)
    滝の裏が空洞になっており、音がすることからこう呼ばれる。いつも豊富な水が滝となって見事な景色を見せている。雨乞いとして地蔵様をくくり滝つぼに沈めたという古事がある。
  • 掃雲峰(そううんぽう)
    雲にそびえる高い峰の意味。天狗岩ともいわれ、現在は樹木が茂り不明瞭だが、山頂に天狗の鼻のような岩が突き出ており、ここで天狗が休んだといういわれから呼び名がついた。昭和初期まで旱魃の年にはこの岩の上で柴を焚いて雨乞いをしたという。
  • 錦繍巖(きんきゅうがん)
    秋の紅葉が絹の縫い取りをしたように見える美しい岩山という意味。
  • 座禅石(ざぜんせき)
    幅6m、高さ2m、奥行き2mの平らな石で、ところどころ苔むしており座禅をするのに格好の巨岩。寛永年間(1630年)一絲和尚(仏頂国師)がこの岩の上で座禅をしたと伝わる。
  • 螮蝀泉(たいとうせん)
    滝の水しぶきによって、美しい虹ができる泉という意味。
  • 渇虯澗(かっきゅうかん)
    龍の水飲み場という意味で、サンショウウオが住んでいるといわれている。
  • 双龍淵(そうりゅうえん)
    雄と雌の龍が水中に泳いでいる深い淵という意味。別名「なたふち」とも呼ばれ、白いうなぎがナタを吸い込んだという伝説がある。
  • 玉走盤(ぎょくそうばん)
    岩の上を流れる水が、まるで盤上を転がる玉のようで大変美しい。
  • 水晶簾(すいしょうれん)
    滝の落ちるようすが、まるで水晶のすだれがかかっているように美しく見えることからこう呼ばれる。
  • 爛柯石(らんかせき)
    木の枝でつくった手すりのように見えるのでこう呼ばれる。
  • 会仙巖(かいせんがん)
    仙人が大勢集まって、岩を流れ落ちる水に杯を流して曲水の宴を楽しんだといわれている。
  • 通天湖(つうてんこ)
    天にも届かんばかりの高いところにある湖という意味で、るり渓最上流の湖でるり湖ともいう。ダムから流れ落ちる高さ12.5mの水のカーテンは見事。

深山

深山

京都・大阪・兵庫の三府県にまたがる山脈の最深部の山で、山の名もこれに由来しています。標高791mの山頂には深山レーダー雨量観測所と深山神社の鳥居があり石塚が祀られています。
るり渓温泉から約1kmのところにハイキングコースの入口があり、頂上までは3kmの道のり。山頂では園部町の市街地が見え、天気の良い日には大阪湾まで見渡せることもあります。
春には新緑、秋には目にも鮮やかな紅葉など四季折々の風景を楽しむことができます。

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