園部町の見どころ②

生身天満宮

生身天満宮

園部の地は菅原氏の代々の知行所で、小麦山に道真公の邸殿がありました。延喜元年(901年)道真公が太宰府に流されたとき、当時、園部の代官であった武部源蔵が生祠を建て、無事の帰洛を祈願したことが始まりで日本最古の天満宮といわれています。
本殿は一間社流造りの建物で府指定文化財になっています。他にも禁制札や祭礼絵巻など府指定・府登録の文化財が多数保存されています。

徳雲寺

徳雲寺

曹洞宗の寺院で元中2年(1385年)に希雲和尚の開山。園部藩政時には領内曹洞宗の本山のひとつとして栄えました。江戸期には藩主小出家の菩提寺でもあったため、狩野探幽をはじめとする狩野派が手がけた「小出吉政」「小出吉親」など歴代藩主とその夫人の肖像画が伝わっています。また、小出吉親が入部の際に持参したと伝わる「フクロウの彫刻が施された手水鉢」が現在も残っています。

摩氣神社

摩氣神社

「延喜式」神名帳に列する名神大社。承暦3年(1079年)には、白河天皇の行幸があり、「船井第一摩氣神社」の勅額を下賜されたと伝えられています。江戸期は園部藩主小出氏の祈願所にもなりました。本殿・東西摂社の覆屋はかやぶきで、京都府指定文化財になっています。春に「お田植え祭り」秋に「神幸祭」が行われます。
狛犬は、石工の世界で名人といわれた丹波佐吉の作。

九品寺

九品寺

弘仁元年(801年)弘法大師の開基とされ、その後承暦3年(1079年)に白河天皇の子、覚行法親王が中興したといわれています。白河天皇の御代より皇室の庇護を受け、七堂伽藍を持つ大寺院でしたが、火災によりほとんどを焼失しました。現在、仁王門及び仁王像が国の重要文化財に指定されています。寺内には南丹市で唯一宮内庁管理となっている覚行法親王の墓があります。

春日神社

春日神社

社伝によると平安初期の創建で、仁平2年(1152年)に再建したとされています。現在の本殿はその形式などから室町初期の建立と考えられており、国の重要文化財に指定されています。

大山祇神社

藤原純友の弟純索が熊野三所権現を奉祀したのが始まりとされ、後に文中3年(1374年)楠木正成の弟正季が現在の社地を定めたといわれています。本殿は一間社流造りで、屋根は桧の薄い板を並べて葺いた柿葺きで国の重要文化財に指定されています。

龍穏寺

龍穏寺

京丹波町の玉雲寺・南丹市園部町の徳雲寺とともに「船井の三うん寺」と呼ばれ末寺32ヵ寺を数える曹洞宗の名刹です。永正6年(1509年)に園部町仁江の土豪足立氏の金幡宗全を開祖とし、玉雲寺19世の月山禅宗和尚を開山として建立されました。園部藩家老太田氏の菩提寺です。
秋には境内の約20本のモミジが、見事に色づき隠れた紅葉スポットになっています。

普済寺

寺伝では足利直義が足利基氏の娘のために建てたといい、また一説では、足利尊氏が延文2年(1357年)に夢窓国師を開山として創始したともいわれています。国の重要文化財に指定されている観音堂は、壮美な建築様式で京都府内でも屈指のものといわれています。

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