令和4年 新年の挨拶
新年明けまして、おめでとうございます。
新しい年を、ご家族おそろいで、お元気でお迎えになられましたことと心からお慶び申し上げます。
旧年中は、市政の推進に対し、それぞれのお立場から格別にお世話になりましたことに、心から厚くお礼を申し上げます。
令和2年4月の緊急事態宣言以降、日本国内でも感染の勢いが止まらなかった新型コロナウイルス感染症は、令和3年8月には、100名の市民の感染が確認されました。そのような中、国内では新型コロナワクチン接種が始まり、南丹市においても、医師、看護師、薬剤師、救急救命士、医療を学ぶ学生など、医療関係者の皆様と、市民の皆様の多大なるご理解とご協力をいただきながら接種を進めました結果、12月21日現在で、全住民の8割を超える高い接種率を達成することができました。現在は、順次3回目のワクチン接種を始めているところです。
今後とも、あらゆる検討を重ねながら、市内医療機関・医療関係者の皆様の協力を得て感染症対応に取り組んで参りたいと思いますので、市民の皆様におかれましても十分な注意の上、日々感染防止にご協力いただきますようお願いいたします。
令和3年を振り返りますと、人の流れを抑えながら、いかに地域経済の支援を行うのか、その両立が求められるという大変難しい状況でした。
南丹市では「事業者応援給付金制度」を新設したほか、テイクアウトや衛生設備、販路開拓、商品開発など多様な支援を行ってまいりました。また、南丹市商工会と連携し、落ち込んだ市内の消費活動の促進を目指し、総額3億9千万円分のプレミアム商品券を発行いたしました。新型コロナウイルス感染症拡大が小康状態にある今、地域経済の迅速な活性化が求められていることを強く受け止め、事業者のニーズを踏まえながら、さらなる支援策を講じてまいる所存です。
ところで、本市の財政を取り巻く状況は、今日に至って確実に厳しさを増しており、持続可能な財政運営を確保しつつ、限られた財源を最大限有効活用しながら、各施策・事業の選択と集中を徹底していくことが求められています。そのためには、民間活力の利用が重要な鍵となっています。
南丹市ケーブルテレビ事業の民間移管もその一環であり、令和3年9月に、移管希望業者がプレゼンテーションを行うプロポーザルを実施し、12月議会において関連議案を議決いただきました。
現在は本年4月からの指定管理並びに令和5年4月の移管に向け、詳細について事業者と調整を重ねております。
今回のケーブルテレビ事業の民営化を通じて、ケーブルテレビの新たな活用も含め、民間事業者と南丹市が連携・協力しながら地域活性化に向けた取り組みを進めてまいります。
スプリングスひよしについても、令和3年4月1日より、指定管理先が変更となりましたが、多くのレジャー施設を運営する民間事業者ならではのノウハウを活かし、コロナ禍の厳しい状況の中で集客実績を伸ばしていただいております。
今後も民間企業の発想力、技術力を積極的に導入していくことで、南丹市の活性化に繋げてまいります。
私はこの人口減少社会において、定住推進のためには、やはり働く場所づくりが非常に大切だと考えており、工業団地である京都新光悦村への企業誘致に力を入れてまいりました。その甲斐あって、京都新光悦村に数多くの企業に立地いただいたことは大変ありがたく、新たな事業の第一歩を、ここ南丹市で踏み出そうと決心いただいた経営者の方々には、厚く御礼を申し上げます。
コロナ禍で都市部から地方への流れが大きくなっています。この機運を逃さず、南丹市が「誇り・希望が持てる住みよいまち」として一層賑わうよう、私自らがセールスマンとなり、さらなる産業振興に挑戦してまいりたいと思います。
私が平成30年4月30日に南丹市長へ就任してから、早くも4年が経とうとしています。本年が任期最終年となりますが、今が正念場と、あらためて気を引き締め、残り4か月、誠心誠意努力し、行動に示してまいりますので、今後とも市民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。
結びにあたり、新しい年が皆様にとって幸多い年でありますよう心からご祈念を申し上げ、新年に当たりましてのご挨拶とします。
秘書広報課
TEL:0771-68-0065