令和6年 新年の挨拶

 新年明けましておめでとうございます。
 市民の皆様には、新しい年をお健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。
 旧年中は市政の推進に対し、それぞれのお立場からご支援を賜り、厚くお礼を申し上げます。
 
 新型コロナウイルス感染症は未だ終息したとは言えない状況の下ではありますが、感染症法上の位置づけは行動制限などがない「5類」に移行され、ようやく社会経済活動は以前の活況を取り戻しつつあります。しかし、ロシアのウクライナ侵攻を契機にエネルギー資源や穀物類、肥料などの高騰や為替レートの変動によりあらゆる物価が上昇し、家庭や地域経済に大きな打撃や負担を及ぼしているのが実情です。 

 さて、昨年を振り返りますと、市役所中央庁舎が新築完成し、10月16日から業務を開始いたしました。新庁舎には窓口機能を集約し、来庁者の皆様の利便性の向上を図りました。さらに、耐震強度を強化した防災拠点を設置し、防災機能の充実を図ることができました。
 文化面では、市文化観光大使であるカズコ・ザイラーさんによるピアノコンサート、美山芦生の森で撮影された映画「唄う六人の女」の上映会、日吉殿田発祥の能楽の座、梅若家による「丹波梅若能」南丹市里帰り公演が開催でき、市民の自信と市のPRにつながりました。

 しかし一方では、本市においては少子高齢化、過疎化による人口減少に歯止めがかからず、市税収入や国からの交付税が大幅に減少するなど、財政運営上大変厳しい状況が続いております。そのため将来を見据え、歳入の確保と歳出の削減等の財政健全化の取り組みを来年度から進めてまいります。内容によっては、市民の皆様に影響が生じることも考えられますが、段階的に慎重に進めてまいる所存です。そして、このような厳しい状況下ではありますが、継続して実施しております市立学校大規模改修事業や大型集会施設改修、学校給食センター新築整備、火葬場新築整備など、市民の皆様が将来に向かって安心と希望を抱くことができるよう、多くの課題解決に向け一つ一つ丁寧に取り組んでまいりたいと思っております。

 結びにあたり、今後とも、市民の皆様と手を携え、持続可能でより良いまちづくりに努めてまいりますので、より一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げますとともに、新しい年が皆様にとって幸多い年でありますようご祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。

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