平成31年 新年のご挨拶

西村 良平 市長

~「活力とにぎわいのあるまちづくり」のために

 

 新年明けまして、おめでとうございます。
 新しい年を、ご家族おそろいで、お元気でお迎えになられましたことと心からお喜び申し上げます。
 旧年中は、市政の推進に対し、それぞれのお立場から格別のご理解ご協力を賜りましたことに、心から厚くお礼を申し上げます。

 私は多くの市民の皆様のご支援を受け、昨年4月末に就任させていただいてから8ヶ月が経ちました。
 この間、昨年は7月豪雨や度重なる台風の襲来により、市内全域で大きな被害を受けました。
 被災された皆様に、心からお見舞い申し上げますとともに、完全復旧は道半ばですが、災害復旧にご協力いただきました多くの皆様に、改めてお礼申し上げます。

 さて、全国的な課題でもあります人口減少社会の到来、少子高齢化の急速な進展は、南丹市においても顕著に表れ、集落機能の低下や市民生活への影響が懸念されております。
 そうした中、直面する課題に対して、すべての事柄の解決は時間もかかり、非常に困難ではありますが、優先順位をつけながら解決に向けた取り組みを進めて参りたいと思っております。

 私は市長就任以来、市民の皆様のご意見を伺いながら、各地域の特性に応じた地域づくりを進めるために、5つの柱を掲げました。

▼1つ目は、若者が定住できるまちをつくるため、子育て支援をより充実し、まちづくりを進めること。
▼2つ目は、農業振興や企業誘致により、産業に活気を作るため、企業立地基盤の整備や地域ブランド作物の推進など、関係機関と協力連携して取り組むこと。
▼3つ目は、福祉や防災など、安全で安心な暮らしを守るため、高齢者や障がい者の生活・医療・介護支援などの推進や、今後起こりうる災害に対応できる施策に取り組むこと。
▼4つ目は、地域の個性を生かしたまちづくりを進めるため、地域にある産業や、人、文化、歴史等の資源を生かした活気づくりや、それを荷負う地域振興組織への支援、地域課題への取り組みを推進すること。
▼5つ目は、教育文化の振興と人権尊重のまちづくりのため、創造力や思考力を伸ばす教育活動を推進するとともに、世代を超えて様々な機会に人権を尊重できる豊かな人づくりを推進していくこと。

 これら5つの柱の実現に向けて、市民の皆様の声を反映し、対話や協働のうえに、ひとつひとつ道筋をつけ、成果を積み上げて参りたいと考えています。
 目前には、ゴミ処理問題、庁舎建設、公民館改修、駅舎整備、保育所整備等々、避けて通れない課題が山積しています。
 合併後の国の財政支援が大幅に減少するなど、綱渡りの厳しい財政ではありますが、中長期の財政計画を立てながら、市民の皆様が希望が持てる取り組みを進めて参ります。
 また、亀岡市や京丹波町とも積極的に協力し、広域的連携のメリットを生かして参りたいと考えています。
 今年は園部藩が生まれ400年の節目の年です。
 新たな 南丹市のシンボルとして、日本で最後にできた園部城や日本最古の天満宮である生身天満宮も積極的に生かし、まちのイメージづくりや観光振興の情報発信を進めて参る思いであります。

 今後とも、市民の皆様と手を携え努力して参りますので、南丹市の発展に向けて、より一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
 結びにあたり、新しい年が皆様にとって幸多い年であり ますようご祈念を申し上げ、新年のご挨拶といたします。 

 

平成31年1月

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