薬との付き合い方に気を付けましょう

Poly（多数、複数など）と、Pharmacy（調剤）を合わせた言葉で、多剤併用、多剤服用などと訳されます。
単に薬をたくさん飲むことではなく、多くの薬を服用することにより、副作用や薬物有害事象（薬との因果関係がはっきりしないものを含め、薬物を投与された患者に生じるあらゆる好ましくない、あるいは意図しない徴候、症状、または病気）を起こしたり、きちんと薬が飲めなくなったりすることを、ポリファーマシーといいます。

何種類以上の薬を服用すれば、ポリファーマシーになるという定義はありませんが、薬が６種類以上になると、副作用や薬物有害事象などが起こるリスクが高くなるといわれています。

「お薬手帳」とは、処方されたすべての薬の名前、量、日数、使用方法などを記録できる手帳のことです。
お薬手帳を見て、医師や薬剤師などがあなたの使っているすべての薬を把握できるように、お薬手帳は１冊にまとめましょう。
薬局では、薬剤師が手帳を見て、薬の重複や飲み合わせ、副作用などのチェックをします。また、緊急時やいつもと違う医療機関や薬局に行ったときでも、飲んでいる薬や治療歴が分かるので安心です。
医療機関などで処方された薬だけではなく、市販薬を購入した際にも、ご自身で記録しておくことをおすすめします。