Q92:消防団活動の負担軽減措置について

ご意見

 消防団活動は団員数減少や高齢化・共働き世帯の増加など、団員を取り巻く環境も大きく変化している中で、「団員とその家族の協力」だけでは過去の体制や活動内容・操法大会やその訓練を維持することには限界があると感じています。
消防団を統括される南丹市として、特に過疎地域における消防団員の負担軽減について改善策を検討されていますでしょうか?今後、少人数の団員で広範囲の地域の防災を担っていくためには、操法大会へ出場する数名の部分的な技術向上よりも、部や班を超えた周辺地域との協力体制の構築や、団員全体の総合的な知識向上を図ることが重要ではないでしょうか?
また最後に、一部では未だに活動費を個人に支給していないところがあるようです。消防庁の通達にもあるように、こちらは実態を把握し、是正されるべきではないでしょうか?

回答

地域防災の強化が求められる中、消防団員の役割はますます重要となってきています。
資機材の充実や装備品の強化などで消防団員の処遇改善を図っているところです。また、団員数が減少している地域では、地域からの要望を受けて、分団や部の再編により団員の負担軽減に取り組んでいるところです。
消防団活動を行うにあたり、機械器具の取り扱いを含めた訓練は必要なことです。南丹市消防団では操法大会に向けた訓練について、大会で好成績を収めるための競技の訓練ではなく、操法大会の開催を契機として、積極的に訓練に取り組む期間と捉え、操法要員だけでなく消防団全体で機械器具の取り扱いを含めた訓練を行うことを目的として実施しています。
また、消防団員報酬については、他の自治体に比べて低く、個人口座への支給はできていない現状にあります。消防庁の通達の内容は承知していますので、今後は消防団員報酬額の改訂や消防団員報酬の個人口座への支給を進めていきます。

お問い合わせ

秘書広報課
TEL:0771-68-0065